「民主党代表選で野田代表の再選をうけて」
民主党の代表選挙で野田総理が代表として再選されました。
社会保障と税の一体改革では自民・公明・民主で三党合意を結んだのですが、野田総理が再選をされたということは、この路線を継承していくということを意味しているのです。
三党首間で合意したことは、社会保障と税の一体改革関連法案を採決した後は、近いうちに国民に信を問うということです。社会保障と税の一体改革関連法案が通って、残っているのは「近いうちに国民に信を問う」ということです。そして、これは三党の党首が個人の資格で合意したものではありません。公党の党首として合意したものであり、国民に対する意思表示でもあるのです。
したがって、野田総理は当然この路線を継承して、「近いうちに国民に信を問う」ことをやらなければならない。これは野田総理の唯一の選択肢だと思います。
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そして、現在、三党それぞれの党首選が行われたりするわけですが、三党の新しい党首が決まり、三党党首会談が開かれるとすれば、この三党合意の「近いうちに国民に信を問う」ということを確認し、その具体的な運び方を決めていくということが大事なことになると思います。
今、自民党総裁選挙が行われていますが、どの候補が総裁になろうともこの路線を継承して、近いうちに解散して総選挙に臨んでいくことに全力を傾けてやらなければなりません。
現在、様々な課題が山積していますが、今の政治状況を一新して、新しい政治体制を確立させる総選挙は国民が一番求めていることだと思います。
我が党が与党になったらどういうことをやっていくかということを中心に正々堂々の論戦が総裁選挙で展開されていると思います。それは極めて大事なことです。
しかし、私から総裁候補の方々に特に指摘しておきたいことは、まだ自民党は政権を取り戻してはいないのです。自民党はまだ野党なのです。与党になったら何をやっていくかということは大事ですが、いかにして信を問うて、その選挙で勝利をするかということが一番大事です。だから、総裁選が終わった後、誰が総裁になろうとも、一致結束してこの道を進んでいくということが何よりも大事だと私は思います。
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