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2014年2月
2014年2月21日
国立公文書館の意義
 

国立公文書館建設のための議員連盟を立ち上げました。

近代国家として備えなければならない施設が3つある、という考え方があります。その3つとは中央図書館、国の文物、歴史、文化、伝統などを伝える博物館、そしてナショナルアーカイブ、つまり公文書館です。

日本は近代国家を創る過程で諸外国から様々なことを学びましたが、公文書館の設置という発想がありませんでした。現在の公文書館の充実度は欧米等の先進国に比べると相当貧弱なものと言わざるを得ません。

行政府だけでなく国、あるいは地方自治体も含めてきちんと整理して保存すべき重要文書があるということはどなたも異存はないと思います。

例えば、当時の閣僚が実際に署名した日本国憲法の成文は日本の政治の上からだけではなくて、国の成り立ちの上から見ても極めて重要な文書です。あるいは大日本帝国憲法や終戦の時の詔勅なども同様に極めて意義のある文書です。

また、そのようなものだけに限らず膨大な量の公文書をしっかりと体系的に整理しておくことが我が国のその時々の行動をチェックする場合にも、あるいは子どもたちが我が国の成り立ちを考える上でも非常に重要です。

特定秘密保護法案に関しては与野党、国民の間にも様々な意見がありました。しかし、その審議の中で与野党の認識として一致して浮かび上がってきたのは、機密保護のあり方、またその必要性については様々な見解があるものの、機密保護の前提に情報公開の仕組みが必要であり、加えて、行政機関だけではなく立法機関、司法府も含めた国や地方自治体の多岐に渡る文書、記録などを各省庁がバラバラに保管していくのではなくて、一定のルールの下に保管し、公開していく仕組みを作る。そして、膨大なものをしっかりと保管し、公開するために当然、専門的な訓練をした者がそれに当たっていくなど、様々なことが必要だということです。

また、国際的に見ると各国の公文書館はそれぞれ充実したものを作っています。我が国も諸外国に向かって、日本の歴史や政治についてしっかりと展示をする必要があると思います。

現在、東京の北の丸公園にある公文書館は昭和46年に開館し、建設当時としては立派なものだったのですが、もうその容量の限界に達しようとしています。

日本国憲法の成文などの重要文書、あるいは公的機関の文書などは国会の近辺でしっかりと保管し、展示し、閲覧ができる体制が必要です。新たに建設する公文書館はこれから増えていく文書をしっかりと収納し、維持していくために規模の大きなものになるだろうと思います。国民の皆様のご理解を得ながらいい方向に進めていきたいと思っています。

 
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