連休中、皆さんはそれぞれ鋭気を養われたり、いろんなことをなさったと思います。
私は防災担当大臣の臨時代理を命じられました。防災担当大臣は何か起こった時にすぐに官邸に行かなければなりませんので、趣味の自転車も東京都心を走っていました。芝高輪の泉岳寺では、久しぶりに大石内蔵助や武林唯七などのお墓をお参りしてきました。
法務省が所管する法案がどの省庁よりも多く、9本もあるので、とにかく早く成立するように努力をしていますが、昨日は委員会が流れてしまい、カレンダーが大変苦しくなってきているところです。
これから先のことを考えると、夏の参議院選挙に勝って、安定した政治体制を作っていくのが何よりも大事ということはもう今さら述べるまでもないと思います。確固たる体制を築くことができれば、様々な展望が描けると思いますが、秋を見通すと多くの問題が見えてきます。
例えば、エネルギー計画を見直し、原発の再稼働がどうなるのかというのも秋ごろには相当議論をしなければならないのだろうと思います。また、防衛大綱の見直しがあれば、安倍総理のスタンスからすると集団的自衛権の見直しがどうなるのかという問題もおそらく秋には日程に上がってくることでしょう。TPPも秋には大きな節目を迎えると思います。それから、2014年4月に消費税を上げるか、上げないかという問題も10月までに決断をしなければなりません。今春、各地の高等裁判所で選挙訴訟の判決がありましたが、夏から秋にかけて最高裁の判断が出てくると予想されます。
こう考えると、今秋は裁きが大変な状況になり、どう段取りをつけて整理をしていくかが非常に重要になってくると思います。ここが政治としての裁き方だと思います。
参議院選挙に勝つか勝たないかで設定の仕方が全部違ってきますから、今は参議院選挙に全力を傾けることに尽きると思っています。
|