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2013年3月
2013年3月26日
東日本大震災、被災地訪問
 

日本司法支援センター・法テラスの被災地出張所について、3月17日、福島県双葉郡広野町に法テラス双葉が、3月24日には岩手県大船渡市に法テラス気仙がオープンしました。私も法テラス気仙の開所式には出席をしてきました。

開所当日に無料法律相談が行われ、法テラス双葉には5名、法テラス気仙には12名もの方が来所したと聞きました。被災された方々の中には、土地の権利関係や家族関係等大小様々な法的問題を抱えている方が大変大勢いることを実感しました。

法的問題の解決を通じて被災された方々が一刻も早い生活再建を実現していくためにも、できるだけの多くの方々に法テラスを利用してもらえたらと思っています。

法務省としてもこの取り組みをしっかりとバックアップしていきたいと考えています。


被災三県で活動をしている保護司や人権擁護委員の方々と意見交換をしました。

保護司の方、あるいは人権擁護委員の方で亡くなられた方もおります。またご家族が亡くなられた、あるいはご自宅や何もかもを津波で流されてしまった方々もいらっしゃいます。自身も大変に苦しい中で頑張っている保護司や人権擁護委員の方から、故郷の復興に向けて自分たちの活動を何とか役立てたいという非常に熱い思いと、言葉も尽きることのない様々な経験と対応についての話を聞きました。

例えば、ある保護司の方は、昔扱った案件でとても難しい対象者だった人が、現在、被災地で立派にボランティアとして復興に取り組んでいると聞いて、よかったと思った、と言っていました。別の保護司の方から、自らも津波の被害に遭いながら、観察をしている対象者を必死で探し当てて、いろいろ相談をしたと聞くと、本当に頭が下がる思いです。

また、最初に触れたような法的問題だけではなくて、狭い仮設住宅でずっと住んでいると、しなくてもいい喧嘩をしてしまって家庭がうまくいかなくなったことなどもたくさんあるようです。東日本大震災が起こるちょっと前に会ったインドネシアの大臣に、「2004年にバンダアチェで大変な地震と災害がありましたね。だいたい復興はできましたか」と聞きましたら、その大臣からは、「インフラを復興するという意味での復興はほぼできたと思います。しかし、被災された方々の心のケアみたいなことはまだ十分にできておりません」というご返事をいただきました。東日本大震災の前だったので、私も「そうですか。なるほど、そうかな」と思いましたが、今回被災地に行って、実際にはよく分かっていなかったなと思いました。つまり、法律問題とともに、いろんな心の悩み等も人権擁護委員の方々が対応しなければならない問題になっているのです。

保護司や人権擁護委員の方々には、このような活動に力を入れていただいて本当に感謝の念に堪えません。

 
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