谷垣禎一(さだかず)公式サイト:tanigaki sadakazu:自由民主党衆議院議員
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2012年10月
2012年10月31日
勉強会のテーマ
 

選挙をやって自民党中心の政権ができるように努力、精進することが前提ですが、政権を取り戻したら、真っ先に考えなければならないのは、日本の外交をもう一度立て直すことだと思います。

もちろんこれには対中関係、対韓関係の立て直しが含まれることは当然ですが、背景を考えていくと、結局、日米関係、日米安保の立て直しをやらなければなりません。このことは、私が縷々言葉を並べる必要はないと思います。

さらに述べるならば、外交関係の立て直しの基礎として、必ずやらなければならないことは国力の充実です。国力の充実がなくて外交関係の立て直しというのは難しいと私は思っています。周辺諸国から日本は日が沈んでいく国であると思われれば、なかなか外交関係の立て直しも難しい。したがって、日本は日の沈む国ではない、日が昇っていく国なんだということを示す必要があると思います。

そのための具体的方策を「有隣会」で十分議論していかなければなりません。


今の政治を見ていると、必要なことはしっかりとした政策を打ち立てるということだけではないだろうと思います。政治のあり様と言うか、政治を進めていく手法が相当混迷していることは間違いありません。

どのようにしたら安定した政治を作っていけるのか。極々単純化していえば、自民党が政権を担ってきたときの政治を安定させる方程式というのは、まず衆参で多数を占めることというのが基本であったのは間違いありません。衆参で多数を占めて、その時の自民党執行部が与党を掌握していく姿を作る。昔は派閥支配というものが相当グリップが効いていましたから、いくつかの主要派閥に幹事長や政調会長といったポストを配って、「君たちは主流派なんだ」「そうだおれたちは主流派なんだ」と団結すればある程度安定するという構造がありました。

しかし今は衆参両方で多数を占めるというのがなかなか難しい状況になっていることも事実ですし、我が党の中もかつての派閥がグリップを効かせる時代は過ぎつつあると思います。そういう中で安定した政治は何かという方程式を作るのは簡単ではありません。その新しい安定した政治を作る方程式とはいったいなんなんだろうかということも、我々が「有隣会」で研究し、またその研究のもとに行動していく大きなテーマでなければならないと思います。


霞が関でトップとかトップに近いところを極められて退官をされる方と意見交換をする機会がありますが、彼らといろいろ話をしていると、政治と行政の信頼関係が大きく損なわれているという認識を持っておられる方が多いと思います。大臣、政務三役といわれる方々と役所の幹部が十分に信頼関係を作られていないという現状があるように思います。ですから、自民党が政権を取り返すことができたら、そのことも立て直さないと物事がなかなか進んでいかない状況であると思います。一つ一つの政策だけではなしに政と官の関係を立て直すのも、必要な政策を実現していくためには、基本的に大事だと思っています。平生から、どういうふうにしたらそういうことができるのかということも念頭に置いて精進をする必要があると思っています。


いずれにせよ、今、日本の政治は非常に難しいところに来ているわけですから、「有隣会」の勉強の場で大いに議論を闘わせて少しでも国家国民のために役立ちたいと思っています。

 
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2012年10月31日
近いうち
 

安倍新体制になって、安倍総裁、石破幹事長は、なかなかしぶとい民主党の対応で、どう解散戦略を定めていくか相当苦労されているだろうと思います。

この解散戦略の中でたとえば、特例公債法をどうしていくかとかいろいろな問題がありますが、執行部でしっかりと腹を固めていただいて、我々は一致結束してそれを支えていくことが一番大事なのではないかと思います。総裁退任の時にも言いましたが、百里の道も九十九里をもって半ばとす。あと一里、この一里を乗り越えるためには一致結束して解散を追い求めていかなければならないと思います。


私があちこちで講演をするときに、必ず「近いうちというのはいつなんですか」という質問が出ます。総理と差しで話したことはなかなか言いにくいことですが、民主党の前原大臣は、「総理は信義を守る方であるから必ず年内に解散されるであろう」と真に適切なことを言っておられます。

予算を組むということは、中途半端なことでできるものではありません。総理が来年度の予算編成に取り組むというのであればそれだけの気迫、それだけの具体的な方策、それだけの自信、それだけの責任感をしっかりと示していただかなければならないと私は思います。

ただ、私から言うならば、そうすると予算が通るのは通常三月の末。それから解散するとなるとかなり先になります。しかも来年は参議院選挙がその先にありますから、数か月で国政選挙を二度やるという選択を総理がするだろうかということも疑問です。そうすると、少なくとも衆参同時というところまで行ってしまう。となれば、私と野田総理が話しをした八月の段階からするとほとんど一年先です。これは「近いうち」ではありません。

当初、自民党は民主党のマニフェスト違反の片棒を担ぐわけにはいかないから事前に解散せよと言っていたわけですが、いろいろな過程の中で事前解散には必ずしも固執せず、消費税法案等々で政権に協力したのです。しかし法案を通してからいつまでも解散をしないというのではこれはマニフェスト違反の片棒を担ぐことになりますから、あの八月に話した時点で来年の七月解散というのが「近いうち」に入らないのは明白なことであろうと私は思っています。

 
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2012年10月31日
勉強会発足
 

本日、私たちの勉強会が発足いたしました。「有隣会」という名前を考えていただきました。

私はこの「有隣」という言葉ですぐ思い出すことがあります。

宮沢喜一先生が書を求められて揮毫されるのを、私は何回かおそばにいて拝見したことがあります。大変、雅な字をお書きになる宮沢先生でしたが、あるとき自民党の支持者の求めに応じて色紙にお書きになったのはまさにこの「徳は孤ならず必ず隣あり」という論語の言葉でした。

また、山県有朋公の別荘が京都にありますが「無鄰菴」という名前がついています。山県有朋の有朋という名前はすぐに気付くように論語の冒頭の「朋あり遠方より来る亦楽しからずや」というところから取られたことは間違いありません。朋が遠方から来るというのは徳がある人でなければなかなかないことで、山県有朋が自分の別荘を、自分は徳がないから「無鄰菴」とされたのは相当謙遜してのことだろうと思いますが、私たちもまだ徳が十分でないので、「有隣会」ではありますが「無隣会」のつもりでこれから頑張らなくてはと思っているところです。

 
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2012年10月10日
勉強会
 

勉強会を始めよう、ということで第一回の今日は株式会社日本総合研究所の高橋進理事長を講師としてお招き致しました。

以前から高橋先生のお話は様々な場面で伺っていたのですが、財務大臣在任時に内閣府の政策統括官としていろいろ経済分析などを教えていただきながら、仕事をした思い出があります。

今日から東京ではIMF・世界銀行の総会も始まっていますが、世界経済の情勢も大変厳しいものがあると思います。そのような中で私も幅広く勉強をしていかなければならないのですが、高橋先生から今の経済の見方を教えていただくのは極めて意義があるのではないかと思っています。

福沢諭吉は戊辰の戦役の時に上野の山で戦いが行われている最中でも学問を続けていたということを聞いていますので、その心を以て、野党としても立派な仕事を果たして政権を奪還していくために、この勉強会を進めていけたらと思っています。

 
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