タイの大洪水とトルコの大地震の災害によってお亡くなりになられた方々、被害を受けられた方々に対して心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
今年3月の東日本大震災の際には、タイ、トルコ両国からは震災発生直後に医療チームを派遣していただき、併せて数多くの支援物資ならびに義援金をいただきました。我々としてもその恩を忘れずに総力を挙げて、友好国の支援に当たっていかなければならないと考えています。
我が党では私が本部長となり、「自由民主党タイ王国大規模洪水及びトルコ共和国大震災災害支援本部」を設置しました。その初会合で現況についての説明を受けました。両国は対日感情も非常に良い国で、数多くの日本企業が進出しています。こういった災害によって、サプライチェーンの寸断が起こると日本経済への影響も甚だ深刻なものがあります。
我々は引き続き現地の状況把握に努め、日本企業への適切な支援とサプライチェーンの確保についての施策を早急に取りまとめて、政府に働きかけていきます。同時に義援金受付窓口の創設、募金活動の実施等を行い、両国に対してこれまで自民党が培ってきたあらゆるチャンネルを通じて物心両面で支援をしていきたいと考えています。
臨時国会が始まり、これからいよいよ所信表明演説、代表質問等に入っていきますが、私が代表質問に立つ方向で準備をしています。先の国会では野田政権として一体何をやりたいのか、日本をどのような方向に引っ張っていくのかもはっきりしませんでした。そして現在は復旧復興、TPP、普天間、税制改革などに取り組む姿勢も示しつつあるわけですが、いずれも政権を挙げて取り組まなければならない重要かつ重大な課題です。力技も必要になってきますが、こういう課題に対してどういう順序で、どのような方法で進めていく考えなのか。また、本当に腰を入れて取り組むのかどうか。野田政権の姿勢と具体策をしっかりと質していきます。
先程、アメリカのバーンズ国務副長官と会談しました。最初に、私から副長官に就任して早々の来日に対し心から歓迎の意を表するとともに、3月11日以降アメリカがトモダチ作戦等大変な支援をしていただいたことに改めてお礼を申し上げました。
バーンズ副長官からは、「自分が伝えたいメッセージはただ一つ。単純なメッセージだ。要するに日米同盟がアジア地域の安定と繁栄に対する中核的な位置を占める、そのことを改めて伝えたいということと、3月11日以降、同盟国として支援に当たれたことを誇りに思う」ということでした。その後、普天間、TPP、それから安全保障、北朝鮮に関する問題等々について意見交換を行いました。
私からは若干、今の日本の政治情勢について私なりの説明をしました。
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