特例公債法案の取り扱いを巡りまして、民自公3党幹事長間で合意しました。
第一に、民主党マニフェストの主要施策、つまり子ども手当を除く残りのバラマキ3Kについて見直すこと。その見直しは削減を前提に平成23年度の補正予算や平成24年度予算の編成過程等で措置をすること。第二に、子ども手当の撤回等歳出の見直しに伴う減額措置を、3次補正予算において行うことを法案の附則に明記すること、などです。要するに、3党間でマニフェストの主要施策を見直す合意がされたわけです。
今の時点で、このような合意にいたるには、現在の経済、国際金融の動向も踏まえ、自民党もとりまとめをできるだけ急ごうということでやらせていただいたことと、かねてよりわが党が主張してきたことが概ね受け入れられたということがあります。政府与党において、これらを誠実に対処するという前提で合意に至ったということです。
明日以降の法案の審議は残っています。再生可能エネルギー促進法案をどうしていくかということも残っていますが、わが党の再生可能エネルギー促進法案の取り扱いも、概ね見通しがついてきました。したがって、菅総理が自ら勝手に設定した退陣3条件の出口が見えてきたということです。そうすると、当然のことながら、己の出処進退に関することについては、当然信義を守らなければならないと考えます。せめて最後に、天下に公言した自らの言葉を履行されるべきであると、強調しておきたいと思います。
もしこの点が外れるということであれば、責任ある与党の民主党議員各位におかれては、不信任案を否決することで自らが招いた国家の機能不全の状況を克服するために、今後こそ、覚悟を持った行動が求められると思います。
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