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2011年2月
2011年2月28日
予算衆院可決
 

衆院予算委員会で、来年度予算が可決され、明日の未明にも衆院を通過する見込みになりました。この予算は、今の日本経済に与える影響という点からも、あるいは財政規律の点からも、極めてマイナスの内容を持っている予算です。ですから、この予算を通すことは決して国民のためにはならない。

我々の考え方は、組替動議の中で示していますが、無駄な支出を削ってもっと経済効果の高い所に振り向けていく。あるいは国債を圧縮していく。こういうことがどうしても必要だと思います。我々の動議は残念ながら否決をされましたが、今後とも、我々の主張は貫いていく、しっかりと主張しないといけないと思っています。

それから、予算を通すということですが、それに関連する、特に歳入関係の法案、これはまったく手が付いていません。

これは今までだと予算を参議院に送るときに、歳入法案も同時に送るということでやってきた。我々はそういうことをしないと主張して、いわば与党の審議拒否で予算だけを送る形になっている。衆院では与党は多数ですから、通そうと思えば必ず通るものを通さない。それを参院で受け取っても、本当に参院の予算審議が成り立つのかという問題。誠にこれはおかしなことだと思います。

今までで言うと、予算の参院の送付に間に合わせて、予算関連法案の審議もやっていこうと、いつまでにやるということは、だいたい目安は付いていたのですが、こうなると今後、どのように法案審議のスケジュールを立てていくのかということも基準がないような状況、はなはだおかしな状況だと思います。我々は断固糾弾しないといけないと思います。


さらに言うと、政治とカネの問題についても、けじめがつかないままに終えている。これも大変な問題だと思っています。

 
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2011年2月24日
ニュージーランド地震
党首討論、予算組み替え動議ほか
 

ニュージーランドの地震が発生してから2日が経過しました。被災された方々に改めてお見舞い申し上げます。

政府には、依然として安否が不明、行方がわからなくなっている邦人の安否の確認、救出、それと同時に、被災者の支援や現地邦人の保護に全力で対応してもらいたいと思います。

一方、前原外務大臣は、現地に派遣する政府専用機に被災した家族を同乗させる考えを示していましたが、一転してこれを不可能だとして、ご家族の皆さんを落胆させた話がありました。家族の安否を心配して、不安を胸に抱えたご家族の失望を思えば、あまりにも軽率な発言であったと思います。前原外相には、混乱を招く口先政治を慎んでいただかなければなりません。政府は今一度、事態の重大さを認識して、救出にあたっていただきたい。

昨日の党首討論でも触れましたが、昨日の午前中、クライストチャーチ在住の日本人の方からお電話を頂き、その中でも「家族を乗せるなどは、どうでもいいから早く救援隊と政府専用機を送ってもらいたい」というご発言があったのは、東京でのこういった混乱が現地にも伝わって、不安感を増幅していたのではないかと思います。


それから、今日の国会ですが、いわゆる国民年金の運用3号の問題で、わが党の鴨下一郎政調会長代理が予算委員会で質問し、政府の方針、厚生労働大臣と総務大臣でおっしゃることが全く異なっている。このことが明らかになりました。これは、閣内不一致、極めて無責任なことです。年金という国民の基本的な権利義務に関わる話でもあり、公平性の観点から慎重な検討がなされなければならない問題だと思いますが、それにもかかわらず、厚生労働省においては、救済策は法律によらず、課長通達で対応したということです。これはおかしい。法律違反の疑いは、相当濃厚です。今の政権の根本的な問題点は、手続きをあまりに無視しすぎるということに表れています。この問題も、その一つの例だと思います。手続きを無視する、結果もぶれる。このようなことが続いていますから、国会できちっと対応していきます。


昨日は、菅総理と2度目の党首討論をしました。菅総理は、小沢元代表をめぐる政治とカネの問題については、「党で処分し、けじめをつけた」と意気揚々と発言しましたが、結局はさじを投げたのも同然であり、国民への説明を一方的に遮断する姿勢は、見過ごすことができません。我々は、引き続き証人喚問の実現を求めていきます。

予算関連法案について。衆議院で予算とその歳入を確保する特例公債法、あるいは税法を一括して処理し、参議院に送っていく。参議院でもその両方(歳入と歳出)を見ながら議論していくことが審議の常道です。総理はこの点について、昨日は、明確な答弁をしませんでした。むしろ避けていました。これは予算関連法案の処理を先送る含みを多分に匂わせたものでしたが、これは自らの延命を図るために、国会審議のあり方、あるいは国民生活に関することを弄んでいると言わざるを得ません。年度内成立に全力あげると意気込んでいる姿勢は口先だけであることを如実に示したと考えています。予算や関連法案を人質に、野党に協力を求めていたわけですが、自らの党内すら統治できていない菅総理に、我々が与していくことはできません。我々は、昨日の党首討論でも申しましたが、この予算、関連法案を成立させていくことは、マイナスであると考えています。実現可能な政策をきちっと作る。そして、国民の信頼をきちっと確保し、正統性を担保しながら、統治能力のある政策決定システムをもう一度作らなければなりません。そのためには、一刻も早く国民に信を問う必要があると感じる次第です。

そこで、昨日の党首討論でも組み替え動議の話もしましたが、今日のシャドウ・キャビネットでは、平成23年度予算・政府案の正すポイントということについて、審議し、了承されました。我々は、今後、組み替え動議を提出しますが、今日、議論したポイントは、基本的な組み替え動議の骨格そのものです。平成23年度予算・政府案を元に組み替えたわけです。

党首討論では、菅総理から「良い案であれば、丸のみさせていただきたい」という発言がありました。本来、予算提出権を持っているのは、内閣です。それこそが政権を担っていることの証ですが、その政権を担っている証をまったく放棄した話であり、これは民主党から自民党に政権交代したいという意思を表明したのに、ほとんど等しいと考えております。潔くマニフェストを破棄して、解散総選挙を行うべきです。

この政府案の正すべきポイントとしては、いわゆるバラマキ4K政策などの中止によって得られる財源を、景気対策、成長戦略、地域の活性化に振り向けたもので、経済効果がより高い、自民党ならこうするという姿を示したものです。バラマキを廃止することにより、予算規模を89.3兆円として、政府案より3.1兆円スリム化をしました。政府案に比べて、一般歳出3.1兆円を縮減するとともに、国債発行額も1.8兆円減額しました。財政健全化を視野に入れたものとなっています。

 
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2011年2月23日
党首討論2
 

本日、菅総理との二回目の党首討論を行いました。前回同様、近日中にこのホームページにも掲載いたしますが、討論終了後の記者の方々とのやり取りをご覧いただきます。


Q:党首討論を終えた感想をお聞かせください。

A:前回は、マニフェストの正統性の損失、マニフェストが非常に崩壊したということに焦点をあてましたが、今回は民主党の16人が会派離脱をおっしゃって、完全にガバナビリティーの喪失がはっきりした。そういうことが今回のテーマで、事実、その点ははっきり表れていると思います。

外交については、ロシア外交だって河野大使のことを挙げましたが、一度罷免すると言っておいて、その後、何カ月も後任も決まらない。こういう状況で本当に求心力のある外交ができるのか。こういう人事を放置していること自体信じられません。

その他も用意しましたが、時間の都合で全部言えませんでしたが、菅政権のグリップの衰えはある程度浮かび上がらせることができたと思っています。


Q:ガバナビリティーのなさの部分では、特にどのような点で浮かび上がらせることができたとお考えですか。

A:私は驚いたのですが、菅さんは自分のときの金融国会の例を挙げて、丸飲みできるくらいの良い予算をやってくれと。予算の組み替え動議を出してくれと。これはちょっと、開いた口がふさがらない発言です。法律というのは、我々は立法府にいますから、与党であろうと野党であろうと出しますが、予算の提出権は内閣にしかありません。彼らが完全に飲める組み替え動議というのは、そんなことがあったら野党の組み替え動議を飲むようなことがあったら、不信任案に限りなく近いと我々は理解してきましたが、そんなことをポロっと発言するあたりに、議会制民主主義に対する根本的な、何か感覚の、なんというか、エイリアンと言ったらいいのか、そういう感じを受けました。


Q:逆に追い込めきれなかった部分はありますか。

A:例えば、もう少し用意したのは、中東でいろいろなことが起こっています。このことは原油価格の高騰、エネルギーが確保できるかなど、我々の生活に直結する問題ですし、そういう意味で中東には日本人がたくさん活動していますが、果たしてこの問題が起こった時に、では中東問題に対してどういう対応をしたのか。例えば、担当大臣をすぐに派遣するとか、そういうこともない。

なぜこういうことを申し上げるのかというと、我々は野党になってから、何人かの中東関係者から民主党政権になって中東への関心がものすごく落ちていると聞いていたので、そのときは、いまのような動乱があちこちで起こっている状況ではありませんでしたが、その対応を見ていると基本的に関心がないではないか。この政権には。

そういう感じが、そういう問題はいくつか用意していましたが、ロシアみたいな大国で、確か本当に河野さんがそうおっしゃったのかはわかりませんが、「ロシアの事情に疎いからと」、そういうことをあとで誰かおっしゃったわけですが、それで罷免したはずで、全然補充人事をしないということはちょっと信じられない、言ってみれば無責任というか、関心のなさというか、もう少しロシアをどうしていくのかという関心を持っていれば、おのずから対応は違ってくると思います。


Q:菅総理は、自民党が予算と関連法案を通さないのは政局だと言い放っていましたが。

A:予算を野党が賛成するようになれば、議会制民主主義、野党がみんな予算を賛成する、そんな議会が今まであったでしょうか。それは基本的な問題です。初めから予算に賛成するくらいなら連立政権でしょう、と思います。


Q:仮に政府が予算と関連法案を分離して、衆院に関連法案を残した場合、どのように対応しますか。

A:採決しないで握りつぶすというか、いろいろやっていくというのに、野党としては衆院で多数を持っていないので、なかなか対応は簡単ではないことは事実です。ただ予算というのは歳出権限です。特例公債法であれ、税法というのは歳入です。歳出と歳入が無関係に議論することは、そもそもおかしいと思います。法形式は、予算と法は違いますが、基本的に一体なものなので、それを党利党略で握っている。これは、我々は今、衆院にいますから参院のことを云々する場合ではありませんが、参院側はそういう扱いで、税法がいつまでも来ない状況の下で、予算をどう扱うのかというのは、随分と変な話だと思います。


Q:つまり与党側が予算を衆院通過させた時点で、野党との協議の意思はないと理解するということですか。

A:それは、いろいろ考えているとは思います。邪のことなのか、“縦じま”なことかはわかりませんが、あまり憲政の常道から外れた手練手管で行くと、かえってうまくいかないと思います。


Q:公明党とは打ち合わせをされたのですか。

A:今までは内政のことだから、今度は外交を触れなければという程度の話はしました。


Q:菅総理に対して、「頭に血が上っている」「政局が好き」など挑発的な発言があったと思いますが、これは戦略だったのでしょうか。

A:戦略というほど、私は悪人ではないので、おのずからなる反応ということだと思います。言ってみれば、菅さんは、前回に比べるとだいぶハイテンションだったと思います。何か、こうそういう感じでハイテンションだったらうまくいくという意味ではありませんが、だから山口代表から「北風ピューピュー吹かしても」と言われてしまったのでないでしょうか。

 
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2011年2月22日
ニュージーランドの地震
 

ニュージーランドの地震で、日本の学生が被害に巻き込まれたとの情報。ただちに党に対策本部を立ち上げるとともに、16時過ぎにはケネディ・ニュージーランド大使に、被害へのお見舞いと邦人救出、安全の確保の協力を要請しました。大使からは万全を尽くすとお言葉をいただきました。わが国としての支援を政府に督促したいと考えます。

 
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2011年2月17日
民主党の自浄能力
民主党会派からの離脱問題
民主党の国会運営
 

昨日民主党から、野党6党による小沢元代表の証人喚問要求に対する回答が示されました。われわれが、「ここで政治とカネの問題は乗り越えていこう。ページをめくろう」と提案をしたわけですが、この問題を積極的に解決しようという意思は全く見受けられず、事実上のゼロ回答というべきものでありました。菅総理も「最終的に私の判断が必要ならば対応したい」と言っていたわけですが、結局、決断の先送りであり、逃げの姿勢に終始していると言わざるを得ません。そして、民主党の自浄能力にもおおいにクエスチョンマークがつくという現状です。衆議院での予算案の通過までに責任を果たすということですが、これはまさに方便としか言いようがありません。われわれは引き続き証人喚問の実施を要求していきます。


今日は「民主党議員16名が衆議院の民主党会派を離脱する構え」というニュースが飛び込んできました。この16名の方々の記者会見等々をうかがいますと、まさに我々が従来から指摘していたマニフェストの破綻、あるいは政権の正統性の崩壊。与党内部からそれを認める声が大きく出てきたということです。加えて、党内の権力闘争を国会にまで持ち込んでくる民主党の姿勢。これは憲政の正常な姿とはあまりにも違う。政党崩壊の序曲が始まったということではないかと思います。代表として党内をコントロールしていくことすらできない。院内会派の維持すら難しくなっている。こういう今の政権に日本の舵取りを任せておくわけにはいかないということがますます明確になってきたわけで、何度も党首討論等でも申し上げていますが、こういった行き詰った現状を打開するには、もう一回国民に信を問うて国民との信頼関係をつくりなおさなければならない。この思いをますます強くしました。


最後に、民主党の国会運営ですが、地方公聴会はだいたい一週間の間をおいてセットをするというルールがありましたが、野党が反対する中でその1週間ルールを破って公聴会を設定し、その直後に子供手当法案の本会議をこれも職権で設定しました。このチグハグ振り。結局本会議は延期されることになりましたが、結果として無用の混乱を招いただけでした。熟議の国会ということを政権・菅総理は掲げているわけですが、与野党の話し合いとか、あるいは丁寧な国会運営と全く逆のことをやっているわけで、言っていることとやっていることが全く違う。与野党間の信頼関係を築くということがますます難しくなってきたと言わざるを得ない状況です。

 
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2011年2月10日
霧島新燃岳の噴火
党首討論
証人喚問問題
拉致家族会
 

2月8日(火曜)に自然災害対策本部を開き、2月5日に災害視察を行った宮崎、鹿児島両県の状況について報告を行いました。

いずれも霧島新燃岳の噴火による降灰による農作物やあるいは呼吸器を中心とした健康への被害あるいは噴火による観光へのいわゆる風評被害等々、依然として厳しい状況にあることを再認識いたしました。今週末は雨が降ります。そうしますと土石流及び泥流の発生が懸念されますので、政府においては関係機関あるいは地元自治体と連携を強化して、そして住民への情報提供を密にして地域の安全確保に全力を尽くしてもらいたい。


昨日、菅総理が就任して8カ月経過し、初めての党首討論を行いました。国民も大きな関心を持って見ていただいたと思いますが、率直に言って野党時代、弁舌に極めて卓越した力を発揮した菅総理のかつての姿は見る影もなく、弱弱しく逃げの姿勢であったという印象を持ちました。

その中で協議に応じろと菅さんから求められましたが、マニフェスト破綻による国民との契約違反を棚に上げて、そのマニフェスト違反に加担せよとしかも与党の確固たる姿勢もないまま協議に応じろというのは応ずるわけにはいかない。八百長相撲の片棒を担ぐ気はないということを申しあげました。

総理の本気度が見えない中で税制抜本改革に対する国民の信頼をつくっていくのは不可能だと思います。わが党はすでに具体的な案を国民に提示しています。消費税引き上げを明記した新しいマニフェストを民主党は提示して国民に堂々と信を問うべきであると考えます。また、菅総理は去年の参議院選挙では税を協議することが書いてあると言いましたが、政権選択の選挙は参議院ではなく衆議院です。政権選択の選挙でとなえられたことはきちっと総括をして新しいものを出し、国民に問う必要があると私は考えます。


三番目に小沢一郎元代表のいわゆる証人喚問問題ですが、今日菅総理が小沢元代表と会談して、もう終わったのかどうかまだ私報告を受けていませんが、菅さんは小沢さんに出処進退けじめを求めていくということですが、結局のところ民主党のこの問題に対する自浄能力のなさと総理の決断力と言いますかリーダーシップの欠如があらわになってきたのではないかと思います。われわれは引き続き証人喚問を求めていきます。


最後に、今週7日に拉致家族会と面会しました。わが党の拉致募金を支援金として家族会にお渡しをするということでお出でいただいたのですが、その機会に合わせて意見交換も行いました。この問題は民主党政権になってから全く進展していない。かえって後退しています。拉致問題は明らかな国家的犯罪ですので、これはわが国の主権にかかわる問題です。わが党は引き続き全力を傾注していかなければならないと思っています。

 
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2011年2月9日
党首討論
 

本日党首討論を行いました。

このホームページにも近日中に掲載しますが、終了後の記者の方々とのやり取りをご覧いただきます。


Q:党首討論を終えての感想をお聞かせください。

A:35分というのは短いのと、菅さんも随分冗長な答弁をしたので、思ったことをなかなか十分には言えなかったなと思いますが、しかし、一番言いたかったことは、いろいろな問題点がありますけれども、本当の意味で日本の経済、国民生活、財政、こういうものに責任を持つためには、やはり小さなことをやっていても駄目だと思います。大道を歩むということが菅さんに、今の民主党政権には、それが欠けているのではないかと言いたかったので、それは言えたと思います。


Q:菅さんの発言からは、与野党協議に巻き込みたいとの意図が見て取れましたが。

A:今日は谷垣に抱きつくぞと言って、張り切っている様子はわかりました。


Q:協議の前に解散総選挙で信を問えとおっしゃいましたが。

A:協議と言われますが、菅さんたちがやっている作業は、実は我々が政権の頃ずっとやってきまして、今日の実はペーパーを持ってきているのですが、現実にもうペーパーができています。もちろん時勢の変化で直さないといけないところは出てくると思いますが、基本線はしっかりと出しているわけです。

こう言っては何ですが、今、政府でやっているメンバーと、我々のときのメンバーは、ほとんどピックアップしてやっているので、そんなに違ったものにならない。協議しろと言うけれども、我々のすでに出した案を参考にすれば良いのだと思います。そのうえで、大きな国民との信頼関係をどう築いていくか。そこの視点がなければ、小手先で言ってもだめです。現状認識を言われましたが、そんなこと菅さんに言われなくても当然共有しています。


Q:昨日から党首討論の準備をされていましたが、成果はいかがでしたか。

A:準備をした時は、これで材料が足りるかと思ったけれど、実際にやってみるとできないのがたくさんあって、菅さんの答弁が冗長だったこともありますが、ちょっとそういう意味では、まだ弾が十分に撃てなかったということでしょうか。


Q:谷垣総裁が菅さんをずっと見ていたのに対して、菅さんは下を見ている場面が多かったと思いますが、対峙しているときにはどのような印象をお持ちになりましたか。

A:一国の総理にこういうことを言うのは失礼ですが、直に議論するのは去年の予算委員会で議論して以来なのですが、代表質問はありますが面と向かってやるわけではありません。私の印象は、何か自信無げだなと、一国の総理にこういうことを申し上げるのは甚だ残念なのですが、何か自信に満ち溢れて議論しているように見えない。一国民として非常に残念だと思います。


Q:自信無げというのは、前に比べて、だんだん自信がなくなってきたということですか。

A:一貫してそのように見ています。


Q:山口公明党代表の質問も、マニフェストの破綻について質問していましたが。

A:誰が見ても、今の予算委員会の議論を見ても、今日、準備していてできなかったのだけれど、子ども手当をどうするのだということで迷走しています。財源も結局十分に用意できなくて、単年度立法を繰り返している。地方負担もどうするかわからない。これが子ども手当の姿です。年金改革は民主党の金看板でしたが、これについても一元化はどうするのか、最低保障年金をどうするのかがまったく不透明です。ということはマニフェストの構造そのものが破綻している。

今日は細かくは言えませんでしたが、要するに16.8兆円を捻出してやるのだと。実際にできているのは2.3兆円です。この2年間で12.6兆円と約束していたのに、2.3兆円だけです。あと1.3兆円、増税でもって3.6兆円の財源を出してきていますが、無駄を省いたのは2.3兆円です。無駄を省いて財源を捻出する中で大きなものは一括交付金です。一括交付金で6.1兆円を出すと言っていますが、今年やったのは300億円です。絶対に財源が足らないというのは、見る人が見れば明明白白です。

しかも、財源が得られても全部バラマキに使ってしまって、少しも財政状況は改善されない。しかも財政状況が改善されないどころか、毎年1兆円、社会保障費が増えていく。我々は政権の時、それに一番苦しんだわけです。それで2200億円増えたのではたまらないから、2200億円はカットしてくれと。つまり、8000億円ほどの増高に抑えようとしたことが、随分批判を受けたわけです。自民党は社会保障に厳しいのではないかと。我々が下野した原因のすべてだとは言いませんが、かなりの部分がそれだったのです。我々は苦しみに、苦しみ抜いたのですよ。彼らだって、それを知らないはずはないのです。彼らの衆議院選挙の時のマニフェストには、2200億円の削減はやらない、問題の所在は明確にしていたということです。明確に知っていたけども、あれを裏返して、矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)、行間を読むように読んでも、この1兆円毎年増えていくのをどうするか。ただの1行も書いていない。つまり、これをやればやるほど、悪くなるのですよ。だから、そこを見直さない限り、駄目だと思っています。


Q:自公で足並みがそろっていた件ですが。

A:話が脱線してしまいましたが、誰が見ても、全部あれを擁護しようとするなら別として、今の政策の根本を曇りなく見れば、そこに問題が明らかなんです。批判ばかりするなとおっしゃるけれども、そういう根本的な問題を指摘しないような野党は一体なんだということになります。そういうことを捨てておいて、協議に応じて、わかったと。菅さん、あなたの言うとおり消費税をやろうよというようなことになったら、それは国民からの信頼を得られません。今日は、カド番になったから、八百長で一つ星を貸してくれという馬鹿なことはできますかと思っています。


Q:マニフェストの破綻、財源問題について、質問されたわけですが、やり取りを聞いていると、その中で社会保障と税の一体改革と一体大きな改革を菅さんが成し遂げるのにリーダーシップがあるのか、相応しい人物なのかどうか、そういうところを質したいという意図はあったのですか。

A:一言で言えば、「どうしても今度は本気でおやりになるのですか」という気持ちが私の中にないわけではないのです。初めから失礼なことを言おうとしているわけではありませんが、どうしても口調に、「今度は本気ですか」というのが出てしまうのだと思います。

山口代表の質問も非常に良かったです。政府だけでなく、党をちゃんとまとめられるのかということを、山口代表は行っておられた。そこもポイントです。


Q:国民からの信頼を得られていないことを何度も強調されていましたが、それは、民主党が参議院選挙で負けたからですか。

A:負けたからではなくて、もっと端的に言えば、嘘をついたからです。できもしないことをやると言って、できていないわけです。今のマニフェストの問題はまさにそういうことです。マニフェストなんか、時勢の変化で見直すところがあるとは思いますが、根本構造がこんなに(違っていて)、知っていてやったのも悪質だけれども、知らなかったとすれば、これは資質の問題です。つまり、そういうところで、皆、大丈夫かと思っているわけです。だから、そこのところを解消しないと、なかなか進まないと思っています。だから、「急がば回れ」ではないのかということを申し上げたのです。


Q:菅総理の答弁の中で、マニフェストに明確に、平成23年度に16兆と書いてあるのに、マニフェストは4年で達成するものと言ってみたり、参議院選挙のマニフェストを持ち出して、衆議院選挙では国民の信を得たとしても、参議院選挙では負け、信を得ていないマニフェストに書いてあるというすり替えが目立ったのですが、菅さんと今後どんな議論をしたいとお考えですか。

A:私が一番言いたいのは、このままでは、今の日本の財政状況や何かを乗り越えることができないということで、本当は批判ばかりしているのは本意ではないのです。菅さんは大きな意味で、団塊の世代が引退するし、リーマン・ショックなどで大きなタイムスケジュールを変えなければならない。あの人に言われたくない気もするが、基本的には共有しています。本当は、もう少し前向きなことができないといけないのでしょう。


Q:党首討論は何度でもやりたいとお考えですか。

A:原則は毎週やることになっているですが、それが形骸化されているということです。毎週ということでなくても、もう少しやっても良いのではないでしょうか。


Q:今日の党首討論を委員会室で聞いていますと、野次が非常に大きく、菅総理の答弁が聞こえない時もありました。かなり総裁を応援する言葉もありましたが。

A:時々聞こえない時もあったのも事実です。私は、今まで自分が本会議で演説したり、質問したりしましたが、最上の質問は、やはり満場シーンとなって、野次も起きない。皆がその議論に集中している。それが最上です。でも、そんなのは、今まで国会に28年いますが、ほとんど記憶がないですね。一番悪いのは、議場は静かだけど、皆緊張感がなく、半分居眠りしていることです。ある意味、野次が飛ぶことは、子供に見せたら何だと言われるけれども、皆だらけて寝ているよりは良いかと思います。

 
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2011年2月3日
火山、豪雪災害
履行不能の民主党マニフェスト
 

霧島の新燃岳と豪雪災害ですが、新燃岳は昨日も爆発的噴火が確認され、依然として活発な活動が継続しています。豪雪についても日本海側を中心に大変な被害が続いています。私の選挙区は日本海側ですが、今日も何人かお見えになりましたが、大変な被害が続いています。いずれも予断を許さない状況です。わが党としても1日に「平成23年党自然災害対策本部」をつくり、災害対策特別委員会開いて被害状況、政府の対応等々について報告を受け議論をしました。地域住民の皆様方に心からお見舞いをもうしあげますと同時に私自身も今週末5日(土)に宮崎と鹿児島の被災地域に視察に参り、火山灰による農業被害あるいは住民生活への影響等を把握し、少しでもそれをお助けするようなことをしたいと思っています。

政府においても関係機関、地元自治体との連携をさらに密にして早急な被害状況の把握に努め、住民への情報提供も密にして復旧に向けて全力を尽くしてもらいたいと思っています。なお鳥インフルエンザも引き続き新たに発生をしたりしています。関係者の皆様方にお見舞いを申し上げますとともに政府においても情報収集と危機管理にさらに万全の対策をとってもらいたいと思っています。


予算委員会の審議が行われていますが、その中で年金制度改革案の見直し、あるいは子供手当の満額支給の断念を示唆するといったマニフェストの修正の話がつぎつぎと出てきています。これは国民との契約と民主党は言っていたわけですが、その契約内容が実現できない。履行不能になってきたということですから、自民党はこの問題をさらに厳しく予算委員会で問い詰めていきますが、こういうことであれば、がかねがね申し上げているように、一度信を問うというプロセスが不可避ではないか。このように考える次第です。

 
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