谷垣禎一(さだかず)公式サイト:tanigaki sadakazu:自由民主党衆議院議員
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2010年12月
2010年12月24日
来年度予算案編成について
今年一年を振り返って
 

来年度予算の政府案が今日閣議決定ということですが、今回の予算編成の過程をずっと見ていると、国造りの理念、哲学が全く窺われません。今まで長い間予算編成を見てきましたが、これだけいい加減な予算は初めてのように私は思います。経済政策の一貫した方向性、あるいは財政再建の展望もない、誠に行き詰った予算であると思います。税収は大幅に伸びています。当初予算ベースでいくと3.5兆円増えていますが、財政収支の改善はほとんどなされていません。これは、ばらまき政策が放置されている反面、本来予算の組み換えで財源は出てくるはずだというマニフェストの姿勢が全く根拠を欠いたものであることが2回予算を組んで明白になったということです。前回の総選挙で国民の信を受けたマニフェストが破綻をしたということは、菅政権の正統性がもはや失われていることを意味しています。総理も非常に政治決断を演出されていますが、財源なき決断というか、結局は財源アサリに終始するということでした。リーダーシップを欠いた予算編成であったと言わざるを得ないのは誠に残念なことです。


この一年間を振り返って若干述べたいと思います。

一月の党大会で私は、国民から、わが党を鍛えなおし新生復活するチャンスをいただいたと申し上げましたが、自民党新生に全力で取り組んできた中で7月の参議院選挙、そのあとの地方選挙をはじめとした各級選挙でわが党に多くの期待を寄せていただいたことは、道半ばではありますが、大変ありがたいことであったと思います。

一方、民主党政権の国政運営はわが国の国益を損ない、内政・外交に無用の混乱を招き続けた一年間だったと思います。一体国民のために何をするのか。何をしたいのか。そのことが存在していないという印象を強く持ちます。ただ政権を維持することのみが自己目的化しているのではないかと感じます。

そういう意味では、来年は日本の未来を守る勝負の年です。これ以上日本の主権と国益を棄損し続けている民主党政権を放置しておくことはできません。何としても政権を奪還して日本再建の道筋をつけていかなければならないと思います。地域に根差した政党であることに誇りをもって、一日も早い解散総選挙に追い込むために全力を尽くしていきたい。このように考えています。


今年の谷垣日記は今日で終わります。


皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

 
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2010年12月16日
菅総理の沖縄訪問
小沢元代表の国会招致問題
 

菅総理が明日から沖縄を訪問されるということですが、具体的な展望もなく、行けば何とかなるという甘い認識で沖縄に行かれるのではないか、このことを非常に危惧しています。撤回したとはいえ、仙谷官房長官が「負担を甘受していただく」と発言するのを見ると、政府には沖縄県民の声に真摯に耳を傾ける姿勢がそもそもあるのかという感じも受けます。これ以上沖縄県民の気持ちを傷つけないよう、この問題を本当に解決するにはどうしたら良いか、ド真剣な気持ちで臨んでいかなければいけないと思います。


小沢元代表の国会招致を巡る民主党の対応ですが、小沢氏は改めて政倫審への出席を拒否したということです。我々としては、引き続き証人喚問の実施を求めていくことに変わりはありません。民主党内で、役員会としての一任を取り付けなければ、平議員である小沢氏に面会すらできないという岡田幹事長の姿勢を見ると、政党としての体をなしているのかということも言わざるを得ません。今、経済状況も極めて厳しいものがあります。国民生活に直結する予算、税制等を煮詰めていかなければならない時に、内輪のこのような問題で争いを続けている状況を見ると、情けないとしか言いようがない。菅総理のリーダーシップも問われます。こういう状況で、これ以上菅総理にこの国政の舵取りを委ねるわけにはいかない。一刻も早く解散総選挙、退陣を求めていくということで臨まなければならないと思っています。

 
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2010年12月13日
小沢元代表の国会招致問題
 

民主党が今日の役員会で、小沢元代表の政治倫理審査会への招致について、岡田幹事長が再び出席要請をすることを確認したそうです。これは前国会中に与野党の幹事長書記長会談で、岡田さんが「何らかの説明責任を果たすようにすることが必要だ」と約束したことが進んでいない。今日の役員会の結論が、岡田さんがそのことを小澤さんに話に行くということは、結局、まだ決められていないということです。政倫審への招致ということもまだ決められないということは自浄能力が恐ろしく希薄だということです。これはもちろん岡田幹事長の責任でもありますが、民主党の代表である総理が、この期に及んでもまだ指導力を発揮していないということは、総理の資質にクレームがつく状況だと思います。私どもはあくまで証人喚問を求めていきます。


この時期は経済あるいは外交関係にきちっと対応していく非常に大事な時期ですが、民主党は内向けの党内権力闘争に時を費やしているように見えます。これでは当然国民から批判が起こってくるわけで、昨日の茨城県議会議員選挙の結果も地方からノーが突き付けられたということではないかと思います。こういう時期に覚悟も力量もないということであれば、一刻も早く解散総選挙を求めていかなければいけないと考えています。

 
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2010年12月9日
B型肝炎和解協議
政府の予算編成作業に関する疑問
 

今日、全国B型肝炎訴訟の原告の方々とお目にかかりました。12月7日の札幌地裁での和解協議について、ご説明を頂きましたが、それぞれの方々の思いを伺うと、胸が詰まるものがありました。年内にきちっと和解を成立させることが何よりも大事だと思います。

しかし、実態は、なかなか進んでいないようですので、現在の政府の姿勢をしっかり前に進めてもらわないといけない。そのことを我々からも要請したいと考えています。年内も残すところ、あと1回しか和解協議が予定されていないようですので、本当に和解するつもりがあるのか、このことを我々が注視しなければならないし、強く早期の解決を我々からも要請していかなければならないと考えています。


今、政府では、平成23年度の予算編成、税制等の準備が行われていますが、予算編成のプロセスを見ていると、財源漁りに終始している印象です。

そもそも民主党のマニフェストでは、予算の組み替えと無駄排除で、政府予算の1,2割程度の金額は即座に出てくる。これがマニフェストの基本構造にあったわけですが、自らのマニフェスト施策の仕分けをすることがまず必要ではないかと思います。これでは、現下の経済情勢に対応していくとともに、財政規律をきちっと立てていくことが果たしてできるのかどうか、大いなる疑問を抱かざるを得ません。

また、予算編成を行っていくためには、当然のことながら、政治主導、総理のリーダーシップが随所に発揮されなければいけませんが、現在は財源漁りに終始していて、財政規律、今の経済状況を乗り越えるための骨太の議論が全く起こっていないのは、菅総理のリーダーシップの欠如が一番大きな原因ではないか。国家の一番の基本である予算編成においてすら、リーダーシップを発揮できない菅総理に、これ以上の日本の舵取りができるわけがありません。一刻も早い退陣・解散総選挙を求めていきます。

今日、シャドウ・キャビネットがあり、税制調査会が、消費税を含む税制の抜本改正の必要性に加えて、理念なき財源漁りに終始している政府の姿勢も厳しく批判し、問題点を指摘した、わが党としての税制改正についての基本的考えを取りまとめました。

 
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2010年12月2日
臨時国会閉会を明日に控えて
 

明日、臨時国会が閉会となります。

今国会は法案の成立が極めて少なかった。39パーセントを割っており、極めて成果の少ない国会でした。これは政権側が基本的にどういう設計図を描いて国会に臨むのかというような見取り図も全くなく国会を始めたということが主たる原因であると私は思います。まことに無責任であったと感じるわけですが、そういう中で菅総理から、「野党にとっては与党を妨害するのが日々の仕事である」という発言があったのは誠に不見識きわまる発言でありました。抵抗をこととしていたかつての野党、その体質でものを言っているとしか思えないわけで、国会審議の停滞を野党の責任に押し付ける。海図なき航海をしておいてこういうことを言うのは誠に見識を疑うとしか言いようがありません。重要法案の審議入りを求める一方で、会期を延長して徹底的に議論しようという姿勢も皆無でした。熟議の国会といいながら、そこから逃げている。全くの自己矛盾としか言いようがありません。

岡田幹事長に至っては、今国会中に小沢元代表の国会招致を実現するとの自らの発言、自らの約束を反故にされたということであります。真剣に国会の中の議論と向かい合っていこうという姿勢が皆無であったのは誠に残念でした。

そういう中で政治とカネであるとか、尖閣問題、北方領土問題で迷走を重ね、主権と国益を著しく損ね続けた責任はこれは自ら問題解決に先頭に立って当たろうという姿勢が見られなかった菅総理の姿勢に起因するものです。

仙谷官房長官、馬淵国交大臣の問責決議が参議院で通りましたが、この問責決議の重さを十分に踏まえて。如何にして熟議を重ねていくかという徹底的な工夫、根本的な反省がなければ来年の通常国会は一層厳しいものになるということを認識してもらわなければならないと思っています。

この関係で日韓図書協定の国会承認が行われずに終わります。私どもも未来志向の日韓関係をつくっていくことは極めて大事だと思っており、この協定もそういう文脈の中で処理しなければならないと考えていました。政権与党は会期末になって駆け込みで承認を求めたわけですが、最初から分かっていたことですから、どういうふうにしたら審議の条件が整うか、もっと前広に考えてもらわなければいけなかったのだと思います。最終段階で駆け込みで承認を求めたということは、国会を延長してしっかり審議をしなければ解決のしようがなかったということです。そういう中で先ほどの菅さんの「野党の邪魔」という発言は誠に無責任な発言であるということも改めて申しあげなければならないと思います。


来国会で私どもはきちっと議論をして処理をしていかなければならないと思いますが、その中で韓国側に残る日本図書の問題なども整理をしていかなければならないと考えています。

 
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