臨時国会では、予算委員会が開かれる方向で、調整が進んでいます。
鳩山政権から菅政権に代わって、所信表明演説はあったものの、予算委員会が開かれないままに、参議院選挙に突入していきましたので、当然やらなければならないと思います。私自身も先頭に立って、議論をきちっと詰めていきたいと考えています。
ここで議論すべきことはたくさんありますが、一つは普天間基地移設問題で、これから具体的にどう処理していくのか。8月末に具体的な工法等を決定するとのことですが、これも断念したという報道も見受けられます。
それから、来年度の予算編成に向けて、概算要求基準をどのような考え方でやっていくのかもきちっと知っておかなければならないことです
菅総理が選挙中に不用意な形で問題提起されたので、混迷してしまった税制改正等についてどのように考えるのか。また財政再建と社会保障のあり方といったことについても議論を詰めていきたいと考えています。
参議院選挙の結果を受けて、いろいろ議論が進んでいますが、菅総理は、所信表明に対する私の質問に、「参議院選挙で国民の信を問う」ということをおっしゃった。しかし、このような結果であったわけですから、発言を重しとされるのであれば、当然、総辞職をされるか、さもなくば国民に信を問うことが必要です。
この予算委員会等の審議を通じて、政治の言葉に対する信頼を確保しなければならないという観点から、問題点を追及して、早期解散に追い込んでいきたいと考えています。そして、私どもも次の衆議院選挙の準備を進めなければなりません。未だに選挙区支部長つまり衆議院小選挙区の候補者が決まっていないところがあります。昨日、公募等を活用して、早急に決めるように指示を出したところです。
今回の参議院選挙では、改選第一党という結果を頂きましたが、わが党の地方組織が頑張ってくれたことが極めて大きかったと思います。そして、それと同時に、そのことは他党に比べて、わが党が各地域の草の根の方々の声を吸い上げるパイプを持っていることも意味しています。私をはじめ、執行部やいろいろな方々が、ふるさと対話等々で全国に入って、いろいろな方々の声を聞いてきたことも力になったと思います。今後もこのような活動をきちっとしていかなければならないと考えています。
今回の結果、地方組織の健闘を受けて、来年の統一地方選挙の準備を具体的に進めなければなりません。中心となるのは、都道府県連がそれぞれの候補者を選んでいくことですが、党本部としても、戦いやすい体制を作るように、全力を挙げて頑張っていきたいと考えています。
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