今日は以上3点について申しあげたいと思います。
「小沢幹事長の政治資金問題」
まず、第一は、民主党・小沢幹事長の政治資金問題ですが、昨日検察審査会で小沢幹事長本人について起訴相当という議決がなされたのは極めて重いことだと言わざるを得ません。
しかしながら、小沢幹事長は説明責任を果たす姿勢も見せないまま、幹事長職の続投を明言しました。
これは居座り以外の何物でもありません。
鳩山総理も小沢幹事長を続投させる考え方を示しました。
いつもながらの、誰も責任を取らない構図が今回も浮かび上がっています。
検察審査会は議決の中で、小沢幹事長を絶対権力者という表現を使って名指しをしていますが、民主党の体質をそのまま言い当てていると感じます。
わが党はまず、国会において予算委員会の集中審議などを要求し、説明責任を果たすよう強く求めていきます。
「普天間基地問題」
2点目。普天間基地の移設問題ですが、現行案の修正あるいは現行案への回帰といった報道が見られます。
これは国外、最低でも県外という鳩山政権の約束に反するものです。
党首討論でも沖縄県民の思い、あるいは沖縄県民の意思ということを言われて、辺野古を否定する発言をされていたはずです。
現行案に戻るということは、こういう過去の総理の言動から見て、これはありうるはずもない。
現行案やその修正案で米国と協議に入るという報道が事実であるとすれば、これはまず、沖縄の理解を得るということが先決であり、頭ごなしに米国と協議することは断じて許されるものではありません。
決着の期限の5月末まではわずかですが、鳩山総理と政権の責任を厳しく追及していきたいと考えています。
「口蹄疫問題」
それから3番目に、今日は宮崎県で口蹄疫の視察をしてきました。
現地を訪問して口蹄疫に関して現場の方々の窮状をうかがいました。
政府の迅速かつ的確な対応を強く求めなければならないと感じました。
政府の初動体制が危機管理として極めて不十分なものであったために、被害が広がっていったのではないかということを強く感じた次第です。
今週金曜日、私を本部長とした口蹄疫の対策本部を始動します。
今日の視察を踏まえて、あるべき対策を党として考え、政府に申し入れることにしています。
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