皆様ご承知の通り、今年、天皇陛下は在位20周年をお迎えになり、
今日はその記念式典がありました。
陛下は国民統合の象徴として、この20年間、国民と共に歩まれる姿勢を貫いてこられたと存じますが、この今日の佳き日にあたりまして、 皆様とともに天長地久を心からお祈り申し上げたいと思っています。
これが今日の第一番目です。
二番目として、予算委員会の一応の議論が終わりました。
これからもあるかもしれませんが、いままでの衆参の予算委員会審議を通じて、鳩山政権の問題点が浮き彫りになってきたと思っています。
このごろ“H-FAKE(模造品、まやかしもの)”という言葉があるそうで、Hというのは答弁が変わる、変転という意味、あるいははぐらかし、開き直りという意味でHだそうです。
FAKEというのは、まず普天間の問題があります。日米同盟にもいろいろな影響を及ぼしていますし、沖縄の住民感情も逆なでしている普天間の問題がFである。
次に天下り問題。これはどう考えても、従前おっしゃっていたことと違う、言行不一致であるという問題があります。 天下りのAです。
それから、献金問題で説明責任が果たせていない。あるいは虚偽である、でたらめであるという問題がありますが、この献金問題の頭文字をとるとKです。
あとは経済政策、財政政策を意味するECONOMY,EXPENDITUREのEです。鳩山不況だとか、赤字国債増発だとか、無駄カットの公約違反だとかの問題点が明らかになっていますが、この普天間、天下り、献金、エコノミーの頭文字をとるとFAKEになり、一部でH-FAKEという言葉がささやかれているということです。
その反面、我が党の質問は、 若手がそれぞれの得意分野でずいぶん力を発揮してくれたと思います。
たとえば、全般にわたっては後藤田正純財務金融部会長が頑張られた。
それから斉藤健環境部会長は、 一回生ではあるけれどもCO2削減問題で非常に鋭意な質問をされた。
政治資金問題に関しては衆議院では柴山昌彦副幹事長、小里泰弘衆議院議員、参議院では西田昌司情報調査局次長が 緻密な追及をされた。
それから、参政権の問題であるとか夫婦別姓の問題では稲田朋美法務部会長代理、教育問題では義家弘介文部科学部会長、外交安保では髭の隊長の佐藤正久国防部会長がそれぞれの得意分野で大変力を発揮して、我が党にも続々と若い人材が育っていると気を吐いていただいたのは良かったなと思っています。 予算委員会の総括については以上です。
三番目に申し上げたいのは、党首討論です。まだ日程が確実になっているわけではありませんが、来週18日の水曜日には是非行わなければなりません。
鳩山総理にも堂々と受けてほしいと思っています。
私は政権の問題点を追及して、それを国民の前に明らかにしていきたいと考えていますが、総理と建設的な議論をできることを心から望んでいます。
本日は以上3点を申し上げます。
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