11月3日からはじめる地方行脚について申し上げたいと思います。
「歩く。聞く。応える。」を標語にし、ポスターにもしたわけですが、この考えの下に、できるだけ多くの国民あるいは有権者と触れ合い、草の根の声をうかがって、党再生を成し遂げていこうと考え、私自身が全国47都道府県に、できるだけ入ろうと計画しています。
同時に、草の根の声をうかがうというだけではなく、こういうときですので、党の一致結束をはかるために地方議員、首長、地域職域支部などとも会話を行いたいと思っています。
実際には八ツ場ダムに行ったり、栃木県連での党再生プロジェクトの会議に参加したりして実質的にはスタートを切っているのですが、今回は、まず3日は大阪、4日は高知と都市と地方の訪問をパッケージにして計画をたてています。
最初は、長年自民党を支持していただいている党員のお宅を訪問して、地方行脚の第一歩を踏み出したいと思っています。それから、中小企業の方々やあるいは農林畜産業の方々との対話、それから高知では桂浜で若い方々との車座となっての議論も予定しています。
たぶん、今の実情の中で、自民党に厳しいお声もあると思いますが、しっかりと耳を傾けて対話をしていきたいと思っています。
それから地方支部青年局、女性局の率直な声も聞き、これからの党再生、党の姿勢、政策、運営にきちっと反映させていきたいと思っています。
これが、今日申し上げたいことの第一点です。
二点目は、昨日今日で衆議院での代表質問が終わりました。参議院では、まだ明日もあるわけですが、私は衆議院でのトップバッターを務めさせていただきました。
感想としては、総理のご答弁は、残念ながら具体性にとぼしかったと思います。
政権発足後もうすでに40日以上たっているわけですが、今までの鳩山政権のありようといいますか、いろんなことに国民の皆さんが「どうかな」と思っていることが相当積み重なってきたと思うのですが、そういった項目について明確な回答がなく、多くは検討中ということでありました。
どういう形で鳩山政権が日本をリードしていこうとしているのか、国家としての方針、進むべき方向について、もう40日たったわけですから、もう少し明確な方針が示されてしかるべきだと思いますが、情緒的な言葉だけが印象に残ったという感想を持っています。
これからさらに予算委員会等がありますので、国会審議の場でそのへんを質していきたいと思っています。
予算委員会は来週からスタートするということで、いま理事会で協議をしていただいていますが、その協議では与党・民主党は「予算委員会は一日」とおっしゃっているようです。しかし鳩山総理は昨日の代表質問のご答弁の中で「しっかりお互い議論しましょう」とおっしゃっているのですから、予算委員会一日というのは、総理の姿勢と民主党の党の側の姿勢が乖離していると言うしかないと思います。
充実した審議が、ぜひはかられなければいけないということを申し上げたいと思います。
たいへん暑い夏ですが、頑張って、頑張って、頑張り抜いていく決意です。
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