谷垣禎一(さだかず)公式サイト:tanigaki sadakazu:自由民主党衆議院議員
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2009年5月
2009年5月28日
 

宮沢政権のときに、党内から小沢一郎前民主党代表たちが造反したことにより内閣不信任案が通ったということがありました。私は16年前のあの日の衆議院本会議場の様子を今も鮮明に記憶しています。あれ以来の小沢氏の行動が日本の政治をよくすることに寄与したのか、むしろその悪しき部分を増幅し、そのことが西松事件にあらわれたのではないか、そのようなことを思いながら、昨日の党首討論を見ていました。


鳩山さんは、大変ふわっと「友愛」ということを言っておられます。「友愛」という言葉そのものには反対する理由も何もないのですが、麻生総理から、「今、国民が一番おかしいと思っていること(すなわち西松事件)にはっきり答えてもらいたい」と言っていただいたのは、非常に良かったと思います。


ただ、5月25日に発表の月例経済報告は3年3ヶ月ぶりに少し上方修正になり、明るい兆しも少しは出てきたとはいえ、雇用関係の数字などはまだまだ大変厳しいものがあります。予算をきちっと通して、経済対策をしっかり推し進めていくことが、今の国民の一番の関心事に答える所以ではないかと思います。鳩山さんのあのふわっとした「友愛」経済政策でどのように景気を良くしていけるのか、きちっと論詰していく必要があると思います。


もう一つの関心事は、北朝鮮の核実験及びミサイルの問題です。この問題に対して政治はどう答えていくのか。これもなかなか簡単な課題ではありません。日本だけでできることではありません。アメリカや中国、国際社会との連携が必要です。しかし、私が何より思いますのは、今、社民党を同伴者としている民主党に、果たして何ができるのかということです。小沢前党首の「第七艦隊」発言のことも含め、きちっと問題点を明らかにしていく必要があると思います。


昨日の党首討論を見て以上のようなことを感じました。このような議論を選挙区でも浸透させなければならないと考えています。

 
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2009年5月21日
 

民主党では鳩山体制が作られました。党首選で鳩山代表は「友愛」ということをさかんに強調されていました。しかし具体的な中身がはっきりしません。

「友愛」ということを単純に考えると、もう少し大きな政府を目指されるのかなという気がしますが、一方では、消費税は20年間は議論しなくてもいいようなこともおっしゃっています。もう少し物事を明確に表現していただかないと、選挙を前にして論戦にもなりません。民主党にも努力をしていただき、「友愛」の中身をはっきりしてもらわなければいけないと思います。 それからもう一つ、今日から裁判員制度というものがスタートします。長い議論を経てこういう仕組みになったわけですが、戦前、陪審員制が施行されたときは、短い期間で棚上げになり、施行が停止になりました。国民の参加という点では非常に画期的な制度ですが、心配もいろいろあります。これで司法がガタガタになったというのではいけないので政治の側からも見るべきものは見、バックアップすべきものはバックアップしなければいけないと思います。 また、厚生労働省をどうするかという議論が提起されています。私ども過去いろいろ制度をいじってきました。いついかなるかたちで政治が問題提起をするかということはいろいろ議論があると思いますが、かつて橋本行革というものが行われました。われわれは仕事をしながらそういったものの功罪をよく分析をしてみる必要があると思っています。いくつか巨大官庁ができた、それでいいのかとか、省庁の縦割りの弊害を乗り越えようというのは正しい発想だと思いますが、その結果何でもかんでも内閣府に持っていくというのが果たしていいのかなどいろんな議論があると思います。そのあたりを十分検証しながら政治を進めていく必要があるのではないかと感じています。

 
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2009年5月14日
 

小沢代表辞任の記者会見を見ました。

他党のことですから言う必要はないのかもしれませんが、説明すべきことの説明がない会見だと思いました。

私どもは今まで政府与党あげていろいろ努力をしてまいりました。少しずつ景気対策等の効果が浸透しつつあって、支持率もあがってきているところではないかと思っています。

ただ、われわれが気をつけなければならないのは、小沢さんの辞任表明をうけて現在民主党の党首選が進行しています。政治というものはどういうことで風向きがかわっていくかわかりません。官邸に緊張感が必要なのは言うまでもありません。

野党とちがい、われわれは与党ですから、そんなに飛び跳ねたことができるわけではありません。新しい経済危機対策の意味合いを十分に説明するなどわれわれも汗をかいて、やるべきことを一つ一つきちっとやっていくことが肝要だと考えます。

 
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2009年5月8日
 

今日から予算委員会で補正予算の審議が始まりました。自民党委員からの質問は、わが党・わが政府の主張がどういうものであるかを、皆さんに論戦を通して理解していただくのに役立つ立派な質問でした。

わが党・わが政府の主張を十分理解していただくことが、ものごとを回転させていくときに非常に重要だと私は思います。

今回クエスチョン・タイム(党首討論)がおこなわれるようですが、こういった機会を活用して、わが党・わが政府の主張を十分浸透させる努力をすることがこれからますます必要だと思います。

 
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